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医療施設 財団法人 浅香山病院  様

「包括的な精神医療サービスを提供する総合病院」

施設外観
スパニッシュスタイルの瓦が印象的な外観

浅香山病院は、大正11年に堺脳病院という精神科を中核とする病院として創院。
病院のシンボルとも言えるスパニッシュスタイルの西病棟と白塔(昭和12年完成)は、国登録有形文化財でもあり、白い外壁と赤いスペイン瓦が印象的である。

昭和35年に総合病院となり、84年の歴史に培われた「わざ」と「こころ」を受け継ぎつつ、先駆的な精神医療を展開している。

1999年には、精神科新病棟A館を建設。さらに今回、急性期治療・長期療養・身体治療への横断的対応と、高齢者リハビリを含む療養環境の充実を目指し、精神科新病棟 B館が新築された。
現在では全病床数1,196床(うち精神科病床数948床)を有する地域医療の要となる病院である。

B館(290床)では、不測な諸症状への対応を目的としたPICUなど急性期治療の充実が図られている。また従来から総合病院として、身体合併症治療にかけては抜きん出た実績を残しており、身体合併症の専用病棟を50床整備されている。

「過去にあっては、合併症治療のために精神科の患者様を受け入れてくれる病院は少なかった。そんな状況に心を痛めた経営陣とスタッフが力を合わせ、総合病院へと発展させてきた。」と小川看護副部長。
患者様本位の視点にたった医療の提供には、「総合病院としての機能が充実しており、急性期〜療養病棟までさまざまな疾患へ対応できることが欠かせない」という。

浅香山病院は精神科の医師と一般各科の医師が連携し、全院のスタッフが総力で治療にあたっており、精神科総合リハビリテーションを含め、必要な医療サービスを包括的に 提供できる数少ない病院の一つである。

さらに、堺市は高度経済成長期に人口が急激に増えた地域であり、近年高齢者の増加も著しいことから、急性期から療養介護まで多様な医療ニーズが高まっている。
浅香山病院は、合併症治療の枠を超え、各科の診療機能の充実を図り、関連の諸施設も加えた総合的な医療サービスを提供し、市民からの期待に応える病院である。
新病棟B館には、新たに高齢者リハビリ病棟(60床)も整備され、高齢社会に対する環境整備にも積極的に取り組まれている。

【患者本位を重視した施設計画】

ナースステーションとサブナースステーションは、病棟中心部に位置しており、各患者様へのアクセスと視認性を確保できるように計画されている。
ハイケアユニットや集中治療を目的とするPICU、保護室、観察室などは、病状の急変に対応できるレイアウトとなっている。

病棟は大きく分けると3つのユニット(いちょう・かえで・さくら)で構成され、5F、6Fの精神治療病棟は主に長期にわたる治療が求められる患者様を対象とし、病状に応じた仲間づくりができるよう10数名単位のユニットケアが実施されるという。
4Fの高齢者リハビリ病棟は、家庭的な内装やインテリアに工夫が凝らされており、12の個室に加え、4床室にも、セミプライベートな空間を感じることのできる間仕切りや個々の家具収納、そして廊下側のベッドからも外が望める窓が備えられており快適でやすらぐ療養環境を実現されている。
患者様が精神的なゆとりをもって治療、療養できるベストな環境づくりを追求する姿勢は病院全体に浸透しているが、看護師も建築計画のプロジェクト会議に中心的に参加しており、現場の意見が随所に取り入れられている。こうしたことが看護の質を向上し、患者様の自立を促すことにつながるという考え方である。

【まとめ】

全体として素材の質感や機能性の高さを随所に感じられる施設である。「破損するのを危惧して、必要な機能を省くことは患者様にとっても看護者にとっても良くない」という考え方。

つまり、ガラスのコップだと割れるからプラスチックのコップを使うという考えだと味気もないし、生活の質なんて向上しないということ。自立と社会復帰に向けた「本物」へのこだわりに「ノーマライゼーション」を感じる病院である。

■今回ご採用いただいた製品

今回ご採用いただいた製品

ベッドの選定で重視された点は、快適な寝床環境を維持するための衛生面と、長期の使用に耐える強度面。小川看護副部長は「シーホネンスのワイヤーメッシュボトムは、通気性・透湿性が高いので、発汗などによる寝床内のムレが解消され、快適である点を評価した」という。また強度面は、患者様に安全にお使いいただくためには不可欠な要件でもあり、耐久テストへの立会いを含めて慎重にご検討いただきました。

また、レバー操作(ガススプリング式)で背ボトムの角度を調整する機能は、とても簡単で看護作業も効率よく行える点で看護スタッフから高い評価をいただき採用となりました。

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→ 財団法人 浅香山病院 様 物件概要