Active Safety 安全をカタチに、やさしさを機能に
  • HOME
  • お問い合わせ
  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大
  • English

ホーム > ケアライフ・サポート > 役立つベッドの使い方 > 起きあがる

役立つベッドの使い方

「なるほど、これなら出来る!」と思える、簡単・便利なベッドの使い方を紹介いたします。

使用中に体に激しい痛みや異常を感じたときは、すぐに使用を中止して医師に相談してください。
体はねじらず、真っ直ぐに背・脚を伸ばして臥位をとってください

起きあがる

寝たきりの方でも座る姿勢の保持が可能であれば、ADLの低下を防ぐため、できるかぎり起き上がる姿勢をとりましょう。

体に負担をかけない起き上がり方の例

(1) フラットな状態からの起き上がり動作

(2) ベッドの背上げ機能を利用して起き上がる

  • 快適な45度ファウラー位を実現!

ズリ落ちの少ないギャッチアップ角度

上半身は起きているが、もたれた姿勢なので次の動作につながりにくい姿勢=ギャッチアップ臥位

快適な45度ファウラー位を実現!

  • 圧迫の解除

ギャッチベッドの機能で半座位にしたり、また背上げの角度を水平に戻し、仰臥位にしたりすると臀部や腰、背中に摩擦力がかかります。

背上げ後は、抱き起こし介助によって、背上げ時に臀部や腰、背中にたまった力(摩擦力)を軽減し、また皮膚表面と身体内部とのズレによって加わるせん断力を改善できます。ベッドを背上げした後の抱き起こし介助は床ずれ予防につながると考えられます。

  • 介助しやすいベッドの角度(補足)

仰臥位から長座位に体位交換する介助の場合も、フラットではなく、30度〜40度ギャッチアップを行ってから、「圧迫の解除」と同様に、抱き起こし動作を行うことで介助負担が軽減できます。

キャッチアップ臥位からギャッチアップ座位へ

(1) セーフティーサイドレールを持ってギャッチアップし、半座位をとる。(ズリ落ちを防ぎ、ラクな起き上がりを実現する)

  • 快適な45度ファウラー位を実現!

ズリ落ちの少ないギャッチアップ角度

サイドレールを持ったまま背を起こすことで、ズリ落ちのない座位姿勢を確保できる=ギャッチアップ座位

快適な45度ファウラー位を実現!

  • 圧迫の解除(介助者がいない場合)

背上げ後は、サイドレールを持って側臥位をとるようにして、背中や腹部へかかる圧迫を軽減します。

また、介助者がいない場合は、電動ベッドで背上げ角度を少し余分に上げてから戻す方法(例えば50度まで上げてから45度へ戻す)も有効です。ただし、いったん最適な背上げ角度よりも余分に背を起こすため、少し腰や背中に圧迫が生じます。

(2) 座位と同じ姿勢をつくるソファーポジション機能!(883R:脚ボトムのソファー位切り替え機能)

  • 快適な60度ファウラー位を実現!=ギャッチアップ座位

ズリ落ちの少ないギャッチアップ角度。足下がお尻の位置よりも低くなり、また2ボタン同時操作によって、背ボトムと座面のアンカーがきいている状態に近いギャッチ動作が可能となり快適な座位姿勢を実現する。

快適な60度ファウラー位を実現!=ギャッチアップ座位

ファウラー位

ファウラー位(半座位)は、重力で内臓が下がるため、横隔膜の運動がしやすく、呼吸、嚥下、痰喀出がしやすい姿勢と言われています。

口腔ケアは、リハビリとしても行われることもあり、できれば洗面へ移動して行いたいが、ベッドから移動できない場合は身体状態に合った安全で安楽な体位をとらなければいけません。

ソファーポジションへの切り替え機能を活用することで、より安楽なファウラー位が可能になります。介護者は口腔ケアを安全に行えるよう、ファウラー位におけるベッドの高さ調整にも注意します。

  • ワンポイント用語解説

嚥下(えんげ)…
「嚥下」とは、「消化」の一つで、舌と筋肉の動きを用いて、液体や粉々になった食物を口腔から食道を経て胃へと通過させること。

痰喀出(たんかくしゅつ)…
「痰喀出」とは、「気道浄化」の一つで、粘液、痰、液体を、気管または気管支、肺から、咳嗽により、唾液とともに排出すること。

セミファウラー位 …
ギャッチベッドで頭部と上半身を15度〜30度起こした(20〜30cm挙上した)姿勢。

ファウラー位(半座位)…
ギャッチベッドで、頭部と上半身を45度〜60度起こした姿勢。

ファウラー位の考案者は、Fowler, George Ryrson 外科医(米国)です。医学英和大辞典(南山堂)にはF's position(ファウラー位)と表記され、「頭位を水平面より40〜50cm挙上させ、膝を軽度挙上屈曲させた体位で、主に腹部手術後の合併症防止の目的で行われる」とされています。

← 寝返る

座る →