導入事例・お客様の声
国立循環器病研究センター 様
[ 脳卒中リハビリテーション部門 ]
ー お客様の声 ー
機能回復リハビリテーションを、
更に安全に実施できるようになりました
脳卒中リハビリテーションでは、失った機能を最大限に回復させるべく、
発症後早期からリハビリテーションが実施されています。
今回は、導入いただいたシーホネンスのリフト「Likoシリーズ」を
どのように活用されているかお話を伺いました。
- 急性期脳卒中では早期からのリハビリテーションが早期離床に繋がります。
リハビリ中に患者様が転倒しないように、またスタッフの腰痛予防のために、以前よりリフトを導入したいと考えていました。そのタイミングで他病院のリハビリテーション室を視察した際にLikoリフトが使われており、導入を決めました。
- 歩行練習(平地、平行棒、トレッドミルなど)
- 端座位を取る練習
- 車椅子からベッドへの移乗練習
- 女性セラピストでも体重の重い男性を持ち上げることができるようになり、職員の負担軽減となりました。
- 座る練習をする際、これまではセラピストが患者様を支えて実施していましたが、
Likoシリーズを導入してからは、スタッフが支えなくても転倒の恐れが無くなり、安心・安全に実施できるようになりました。
国立循環器病研究センター 様 ご紹介
令和元年7月に新生 国立循環器病研究センター(国循)が誕生
当センターは、脳血管および心血管系の診断・治療を行う世界でも画期的な最先端の大規模医療・研究施設です。
JR京都線 岸辺駅直結で正面玄関までアプローチが可能という非常に利便性の高い立地環境にあり、地上10階、地下2階建てで、総面積約13万平米です。国循の内部には、病院、研究所に加え、企業や大学等の研究者と共同研究を実施するための「オープンイノベーションセンター(OIC)」 が設置されています。
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国立循環器病研究センター全景
国循が目指す3つの目標は、
- 地域に密着しつつ、ナショナルセンターとしてのミッションである「循環器病の予防と制圧」の拠点を目指す
- オープンイノベーションにより、最先端医療・医療技術の開発で世界をリードする
- オープンイノベーションに連動したエリアの産業活性化により、国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)を形成する
ことです。
国循を中心とした医療クラスターは、北大阪健康医療都市(愛称:建都KENTO)と称されています。
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オープンイノベーションについて
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岸辺駅からの病院への連絡橋
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エントランス(2階)
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外来
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研究所受付
脳卒中と心血管疾患のリハビリテーションの最先端を目指して
脳卒中と急性心筋梗塞などの心血管疾患は、共通した危険因子(喫煙・高血圧・糖尿病など)や病態を有しています。
当センター 循環器病リハビリテーション部では、脳卒中と心血管疾患に対するリハビリテーションを各々専門的に行うとともに、共同で循環器病再発防止に向けた啓発、治療に取り組んでいます。脳卒中リハビリテーションでは、失った機能を最大限に回復させるべく、発症後早期よりリハビリテーションを実施しています。
脳卒中発症直後は、障害を受けた脳組織の構造・機能・神経線維結合の再編(神経可塑性)が最も強く生じることが知られているからです。またこの時期に特化した新たなリハビリテーションプログラムの開発にも取り組んでいます。
今回、新センター移転に伴い急性期脳卒中リハビリテーションをさらに発展させるために、リフトを三機設置しました。22mに及ぶレールが2本に取り付けられており、レール上、リフトを自由に動かす事が出来ます。
リフトを使用しながら、平行棒内での歩行練習、ベッドへのトランスファー、ロボットを装着した歩行練習などを通して、急性期の動作能力の再獲得に大変役立っています。患者さんの評判も上々です。
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リフトを使用しての理学療法風景
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脳卒中リハビリテーション部門
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22mの歩行練習用リフトレール